家族で初登山

こんにちは！津営業所のTです。

今年のシルバーウィーク、例年であれば県外へ小旅行などをするのですが、今年はコロナの影響もあり断念・・・。
ですがせっかくの連休なので何かしたいなぁ、どうしようかなぁと悩んでおりました。

その時頭に降りてきたのが、同じく津営業所にいらっしゃるN氏のお言葉。
「登山が趣味なんですよ。」

知らず知らずの内に洗脳されていたのでしょうか・・・
登山良くない？！と家族に提案した所、
お外遊びが大好きな2人の娘達は案の定、大喜びの大賛成。
そのテンションの上がりっぷりに、パパにはもう他の意見を提案する余地はなく、
こうして家族で初登山する事が決定しました(笑)

さて、まずは初心者でも登れる山探しです。

三重県内で小学生でも登れる山を検索していたところ気になる山を発見。

松阪市にある「堀坂山」という山です。
こちらの山、山を掘って水銀を産出したことから名づけられ、
局ヶ岳・白猪山と共に「伊勢三山」または「伊勢の三ツ星」と呼ばれているらしく、
山頂からは広大な伊勢平野が望める、という山でした。
そして「伊勢富士」という別名もあるように、少しだけ富士山のような綺麗な形をしているんです。

俄然興味をそそられた私達はこの堀坂山へチャレンジする事に決めました。

そして当日。

歴史を感じる古い鳥居に一礼をして、いざ登山道へ！
とても親切な事に、鳥居をくぐってすぐ脇の場所に、スティック代わりの竹の棒が用意されていました。
優しい・・・

と思った次の瞬間、その下に書いてある不穏な文章に凍り付く私達。

やめて～！！

ここで緊急家族会議が始まります。
どうする？どうする？行く？やめとく？
しばらく考えたのち
「熊だって絶対人間に会いたくない訳だろうし、こちらの存在を常にアピールしながら行けば向こうも寄ってこないだろう。」
という案で決定、そのまま登山を開始する事となりました。

初心者向けの山とは言え、うん十年ぶりの登山は想像以上にキツく、自身の体力の衰えを痛感させられました。
ですが、たくさんの自然に囲まれていると、その疲れさえ心地良く感じるような気分になっていきました。
名前もわからない花を見つけて「何だろうねえ？」と調べてみたり、
木の穴が♡になってる～！！と喜ぶ娘を見てホッコリしたり・・・

山頂まであとどのくらいかを示す標識をいくつも通り過ぎて行った時の小さな達成感の積み重ねが、
山頂への期待感を押し上げていきます。

開始から1時間が経過した頃、ついに山頂へ到着！

達成感と共に、見下ろす伊勢平野の美しさにジーンとした瞬間でした。
なんだか鼻がグスッとしてしまう・・・
顔を見合わせた子供達もちょっとグスッとしてる模様。
そうかそうか、あなた達もそんなに感動したのか・・・

山頂で景色を楽しみながらお弁当を食べ、1～2時間程遊んでから下山を開始しましたが、
改めて、帰りは行きより大変だ！と感じました。
特に下の子はまだ5歳なので手足のリーチが短い為、大きな段差を降りる時が大変でした。
初心者向けの山とはいえ、すぐ脇は崖になっていたりするので結構ハラハラの連続です。

下山中に見つけた立派なナナフシ！
登りの約1.5倍の時間をかけて、無事下山完了しました。
最初は気づかなかった滝なども観賞して、心身ともに爽快感に包まれていましたが・・・

何だか鼻水が全然止まらない私。
思い返せば山頂へ行くまでもずっとグズグズ。
気の抜けた下山後はより一層グズグズが止まりません。

「ママ～ティッシュ～」
声に振り向けば我が子達もグズグズしている！

そうなんです。
山頂で感動のあまりグスッときてたのかと思いきや、
下界との寒暖差で全員鼻の粘膜がやられていたのです。
何とかグズグズのみで終わらせたいと思っていましたが、
子供達はその後「鼻⇒咳⇒熱」の風邪フルコースをしっかりと堪能してしまいました。

熱が出た日も
「また・・・お山登ろうね・・・」
と潤んだ目でお願いしてくるあたり、登山は相当楽しい思い出となったようですが(笑)

今度どこかに登る時は、マスクや服装等、しっかりと対策を取らねばならないな！！と肝に銘じた初登山でした。

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